言語と文化は切り離せないものだと、
経験を重ねるにつれ、実感が深まります。
日本人の「察する文化」
ここから、空気が読めないという言葉もよく使われているのでしょう。
断るときは相手の気持ちに配慮して、
やんわり断る。誘うときも、相手が断りにくくならないように、断る余地を残して誘う。
気配り、気が利く、など、配慮のできる人は好印象を持たれます。
中級以上はもちろん、初級のテキストから、このようなことを意識した表現はテキストに出てきます。
そこはさらっと流さずに、きちんとレベルに合わせて説明し、柔らかい口調も見本を示し、練習します。
外国人には、イエスかノーか、わかりづらいとか、あいまいな表現が多い
とか、よく不評を買いますが、善し悪しはともかく、なぜそのような表現を使うのか、と合わせて教えるのは大切だと思います。