『みんなの日本語』で、早い段階で出てきますよね。
日本事情が絡んでくる表現です。
初対面の人に使うときは要注意ですね。
でも、対象者の推測年齢によっては、気軽に質問できることもあります。
私の年齢は聞いてはいけない年齢でしょう。
おいくつですか?を教えるとき、
初級でも、このことは伝えます。
○○さんの国はどうですか?と、自国と比較させたりします。
やはりダメという国もあり、初対面で
聞いてもいいという国もあり、おもしろいです。
初対面はダメでも、例えば、同じ職場で親しくなってくると、年齢を聞き合うこともありますよね。
学生も、お互いに慣れてきて、レベルも上がってくると、おいくつですか?と、聞いてくることがあります。
そのときの答え方は人それぞれのようです。本当の年を言う先生もいれば、嘘をつく先生もいます。
これはこれで、教師の個性が出ていいと思います。
私は嘘つき派です。本当の年を言いたくないわけではなくて、あまり聞いちゃいけない年齢だと意識させたくて。
初級と違い、「聞きません」ではつまらないので、その時々で、25歳とか、65歳とか、言ったりします。1度、だいぶ上の年を言ったら、ひとり信じてしまった学生がいて、皆で大笑いになりました。
新人教師の頃は、韓国の学生がメインで、お国柄もあり、よく聞かれました。当時は若かったので、答えていましたが、そのあと、どうして結婚しないんですか?攻撃には参りました。
韓国で教えていたときは、学生に、
「早く日本に帰って結婚してください」
とまで、言われました。親より心配されてしまいました。
当時の韓国人の世代と、今の世代は変わってきているので、最近は違うと思いますが。
年齢に対する見方や、結婚観など、
国により違いがあり、互いに話すと、
おもしろいものです。