辺見じゅん(故人)が大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したノンフィクションです。
戦後、ソ連に抑留され、帰らぬ人となった山本幡男という日本人を中心に描かれた物語です。
この本を読まなければ、シベリア抑留の過酷な状況を知ることはなかったかもしれません。
寒さ、厳しい労働、乏しい食糧…
劣悪な環境下、帰国をあきらめる
仲間たちを励まし、帰国を信じ、
日本や日本語を忘れないように句会を作ります。
彼の不屈の精神に心を打たれた仲間たちは句会に参加することで、楽しみが生まれ、帰国への希望を取り戻していきます。
山本さんは病魔に犯され、収容所で無念の死を迎えることになりましたが、亡くなる前に、仲間に勧められ、遺書を残しています。
その遺書が日本のご家族に届けられるまでの苦労、そして、遺書に書かれた内容の素晴らしさ。
今まで何度も何度も読み返した本
です。
テレビなどでも紹介されたことが
ありますが、ぜひ、本を読んでいただきたいなと思います。
山本さんの人柄、生き方、逆境に折れない信念。尊敬せずにはいられません。
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