「ハッピーニューイヤー」はまだ早い 2018年12月25日

「先生、ハッピーニューイヤー!」
「明けましておめでとうございます。」

毎年、12月最後の授業で、学生数人に言われる挨拶です。もちろん、「よいお年を。」ときちんと挨拶する学生もいますが、母語の影響や、勘違いから、このような発話ミスが生じます。

最後の授業のとき、「よいお年を。」または、「よいお年をお迎えください。」を教えるようにしていますが、教える前に言われてしまいます。
他の日本人が言われたら、さぞびっくりすることでしょう。

他に、多いのは、授業後、教室を出る前に、「先生、お疲れさまでした。」と言って、帰っていく学生。

ほとんどの教育機関は、授業前と、授業後は、起立→挨拶→着席をしてから、授業を始めるのが普通で、授業後の挨拶は「ありがとうございました。」が基本です。

でも、その後、帰るとき、普段、アルバイトで使用している「お疲れさまでした。」が、学生の口から自然に出て
しまうのです。

教師に「お疲れさまでした。」は不自然なので、学生が
急いでいない時はその場で、急いで帰ってしまったときは、後日、全体に向けてもフィードバックをします。

ただ、自分に対して、「ありがとうございました。」と言わせることになるので、何とも言えない気分になります。

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