「この異世界はおもしろい」 2018年12月23日

この世界はおもしろい。なぜクニがあり、争い続けるのか。ひとつになればいい。クニを守るための膨大な予算も、駆け引きも、資源の奪い合いも、貿易戦争も必要ない。その分を彼らが「地球」と呼ぶこの星の寿命を延ばすために費やせばいい。

日本語教師の仕事は授業から始まるのではない。まずは教案を書くことから始まる。書くためには分析をしなければならない。言葉や文型を分解し、教師自身が咀嚼する。
教案は脚本。学生の顔を思い浮かべながら、言葉を紡いでいく。ト書きに予想される質問の答えを書き込んでいく。膨大な時間を費やし、授業に臨む。授業で教師は俳優になる。演じながら、学生という名の「能動的な観客」に合わせて、即興芝居も入れていく。

この世界のいちばんの不思議はヒトがみな異言語を話すこと。ひとつの言語にすれば、この星で強大なパワーを持つ「英語」を習得するために、四苦八苦することも、言葉がもたらす軋轢や、齟齬が生じることも少なくなる。翻訳、通訳、語学学習に費やす労力も必要なくなる。
異言語はいったい何のために存在し続けるのか。

日本語教師の役割は何だろう。翻訳アプリも進化を遂げている。将来、この仕事は存在しなくなるのか。いや、違う。機械には限界がある。心までは読み取れない。

私の星にはひとつの言語しかない。共通言語があれば、

「ヒトとヒトとの心がつながる。」

…この間、特急電車に乗っているとき、ふと思いついた
プロットです。昔から、「言語がひとつしなかったら、どうなるのだろう。」とよく考えていましたが、そうなれば、語学教師の必要性はなくなるので、困るな…と思っていました。そこから浮かんできました。
長いストーリーが頭の中を駆け巡りましたが、書く時間も、書く力も足りないと思い、ここに少しだけ書いてみました。

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