直接法で教える場合、まず、頭を悩ませるのが語彙のコントロールです。
特に、初級。授業では、未習の語彙や文型を教師が連発すると、学生は混乱してしまいます。
それを防ぐためにも、シナリオのように自分の発話を一時一句、教案に書き、そこに未習が含まれていないか、確認します。練習も、もちろん同じです。
私も教案指導をするときは、未習を徹底的にチェックします。
初級のスタート時は、特に、大変ですが、絵カードや、ジェスチャー、実演、レアリアや、例文で説明を補います。
逆に言うと、きちんと教案が書いてあれば、授業は成立します。
何度も教えていくうちに、使用テキストの語彙や文型の提出順序は頭に入っていきます。
時間がかかっても、教案を丁寧に書くことがいちばん大切です。