日本を教える 2017年11月11日

初級は特に、学生の身近なトピックで授業を進めることが多いので、長野の話題によくなります。

この時、長野だけではなく、東京や関西、果ては日本全国の話題を意識的によく出すようにしています。

きっかけは東京から関西に移り、生活したときでした。

関西で、言葉の違い、食べ物や習慣の違い、関東人との気質の違いに、ある意味、海外生活以上のカルチャーショックを受けました。

教えるときも、東京では簡単に作れた、電車を乗り換えて目的地に向かうなどのドリルが、車社会の、のどかな地方ではなかなか思いつかなくて苦労しました。

そのとき、気づきました。私は今まで、日本じゃなくて、東京を教えてきたのではないかと。

気づいてからは、あえて東京出身であることを伝え、私が感じたいろいろな違いを学生に話すようにしています。

今は長野にいるので、西と東の違いを、私が知る限りで紹介します。

レベルを問わず、学生はこの話題に興味があり、どんどん質問してきます。

私も全国のことを知っているわけではないので、授業で使うときは、ネットなどでいろいろ調べます。

卒業後、大都市や、他の地方都市に進学していく彼らの少しでも役に立てればいいなという思いと、東京事情ではなく、日本事情を教える大切さを実感しています。

ちなみに、有名な話ですが、関西で見知らぬおばさんに電話の中でアメちゃんをもらったときは感動してしまいました!

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