授業しか見えない 2017年11月13日

日本語教師がいちばん使う言葉、
それは、『準備』かもしれません。指導項目を分析して、教案を書いて、副教材を用意する。授業をするには欠かせないし、時間もかかります。

新人だろうと、ベテランだろうと、準備をします。

但し、学生には教師が準備している姿は見えません。
このことは忘れてはならないと思います。

睡眠時間を削りに削って、準備をしても、寝不足で授業中、頭がよく働かず、学生の声がうまく拾えない。こんな経験があります。

もちろん、年齢によっても、体質によっても違うでしょう。

徹夜しても、授業中はしっかり頭が働く先生もいらっしゃると思います。

大切なのは、自分の体力、体質をよく知り、準備の時間を上手に取ることだと思います。手を抜けということではありません。

新人の頃はどんなに準備しても、不安になるものですが、その時の自分のベストを尽くせばいいと思います。

本番は授業中なのです。

頑張って準備した教案で、精一杯教えれば、その思いは学生に伝わりますし、学生は応援してくれたりします。

新人の先生の必死な姿を見るたび、頑張って!でも、頑張りすぎないで!と、心の中で応援してしまいます。

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