外国人といえども、人間みな同じ。
教師に対して、否定的なことを言ったり、要求をしたりするのはためらう学生が多いです。
まあ、日本人よりは口に出す気がしますが。
声に出してくれるのはありがたいことでもあります。
けれど、一人一人の学生をよく見ていれば、だんだん声に出さなくても、表情や態度で、わかるようになります。
ぼそっとつぶやきが聞こえることもあります。
それを逃さず、学生の様子に合わせて、説明を加えたり、何をしたいか聞いたりすることはとても大切だと思います。
全ての希望は叶えれなくても、復習をもっとしたいとか、採り入れられることもあります。
勉強疲れで、愚痴が出ることもありますが、それも必要でしょう。
日本語教師は講義ではなく、授業をしなければならないので、コミュニケーション能力、洞察力を磨いていくことが大切だなあといつも思います。
経験を重ねていけば、身につけることができる能力でもあります。
私も昔よりは、声なき声に反応できるようになったかなと感じていますが、まだまだ修行中です。