声なき声を拾う 2017年10月27日

外国人といえども、人間みな同じ。

教師に対して、否定的なことを言ったり、要求をしたりするのはためらう学生が多いです。

まあ、日本人よりは口に出す気がしますが。

声に出してくれるのはありがたいことでもあります。

けれど、一人一人の学生をよく見ていれば、だんだん声に出さなくても、表情や態度で、わかるようになります。

ぼそっとつぶやきが聞こえることもあります。

それを逃さず、学生の様子に合わせて、説明を加えたり、何をしたいか聞いたりすることはとても大切だと思います。

全ての希望は叶えれなくても、復習をもっとしたいとか、採り入れられることもあります。

勉強疲れで、愚痴が出ることもありますが、それも必要でしょう。

日本語教師は講義ではなく、授業をしなければならないので、コミュニケーション能力、洞察力を磨いていくことが大切だなあといつも思います。

経験を重ねていけば、身につけることができる能力でもあります。

私も昔よりは、声なき声に反応できるようになったかなと感じていますが、まだまだ修行中です。

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